士業とその特徴について紹介しています

建築物がある限り建築士は必要です

[2018-04-16 18:35]

私たちが住んでいる家、日頃買い物で利用しているスーパーやコンビニなどの商業施設、毎日通勤通学で使う電車の駅などの公共の施設など、これら全て設計図があってそれを基に建てられた建築物です。逆を言うと建築物は設計図がないと建てられません。

この設計図ですが、建築士という国家資格を持っている人しか作成できません。つまりは建築物が新たに建てられる限り、食いっぱぐれない資格なんです。

建築士には、2級建築士と1級建築士と区別があり、設計できる建物の規模が全然違います。2級建築士は高さ13m、軒高9mまでの建築物、戸建て住宅くらいのものまでしか設計できません。

それに対し、1級建築士が設計できる建築物に上限がありません。高層マンションや大型ショッピングセンター、野球競技場やサッカー競技場などの設計ができます。

もちろん資格取得の難易度は全然違いますが、どうせなら夢のある1級建築士を目指すのはいかがでしょうか?

イチオシ

司法書士は敷居の低い狭き門

[2017-08-04 04:32:43]

士業の中でも特に難関であることで知られているのが司法書士です。合格率はわずか3%程度。100人試験を受けても3人しか合格できないということですから、いかに難しいかがわかるかと思います。

しかしこの司法書士ですが、士業の中でも敷居の低い試験であることは意外に知られていないのではないでしょうか? なぜかというと、試験を受けるための受験資格が必要ないためです。誰でも試験を受けられますので、特別な学校に通わなくても社会人が独学で試験を受けていたり、とりあえず受けてみる、という方も多く存在するのです。その敷居の低さも人気のポイントであるので、本気で合格水準を狙えるレベルの勉強をこなしている方は他の司法試験よりもずっと割合が低いでしょう。

とはいえ難しい試験には変わりなく「ライバルが強くないから合格しやすい」などという考えは捨てるべきでしょう。低いのは敷居だけで、狭き門であることには変わりないのです。できれば専門の勉強ができる学校に通い、万全の知識を得てから試験にチャレンジしたいものですね。

司法書士はある程度軌道に乗ってしまえば、長期的に安定した高収入が得られる職でもあります。試験への敷居の低さもあいまって、人気はまだしばらく落ちることはないでしょう。

海事代理士

[2015-10-07 23:59:28]

士業の中には、8士業と呼ばれるものがあります。すなわち、「弁護士」「司法書士」「土地家屋調査士」「税理士」「弁理士」「社会保険労務士」「行政書士」「海事代理士」の8つです。これらは士業の中でも、特にメジャーな仕事であることから、8士業と称されるようになりました。

しかし、これら8士業の中で、あまり聞き覚えのない仕事があるのに気がつくと思います。そう、「海事代理士」です。8士業と呼ばれるメジャーな仕事でありながら、一般的には知られていない「海事代理士」。その仕事とは一体どのようなものなのでしょうか。

海事代理士とは名前のとおり、海事に関する行政機関への手続きの代理、それに伴う書類作成の代理を行う仕事になります。これを聞いて、何か似たような仕事があったような...と思った方は正解です。実は、仕事内容的には、「行政書士」や「司法書士」とほとんど変わりがありません。そのため、海事代理士は「海の行政書士」「海の司法書士」と呼ばれることもあります。

海事代理士は、海の法令の独自性から、行政書士や司法書士と分けて作られました。陸の手続きは行政書士・司法書士が担当し、海の手続きは海事代理士が担当するということです。なので、「行政書士」「司法書士」「海事代理士」の3つは、セットにして覚えておくといいでしょう。

資格を取る前も取った後も大変な弁護士

[2014-04-09 08:10]

弁護士と言えば法律の専門家です。テレビドラマなどで弁護士の活躍を見て、子供が将来の夢を弁護士にって話もよく聞きます。

そんな人気な弁護士ですが、実はとてつもなくなるのが大変な職業です。

弁護士になるためには、まず、法律のことを専門に勉強する法科大学院で法律のことを勉強して司法試験の受験資格を得なければいけません。

そして受験資格を得た後、司法試験を受験し合格します。

多くの方は、これで弁護士になれると勘違いされていますが、実は違います。

司法試験に合格したあと、司法修習という実務家の指導の下で行われる修習を受け、考試に合格して、はじめて法曹資格が与えられます。

ただこれでは、法曹資格が与えられただけで弁護士とは言いません。

弁護士法にもありますが、弁護士になるためには、地域の弁護士会を通して日本弁護士連合会に登録の請求をし、弁護士名簿に登録されなければなりません。

このように、華やかなイメージがある弁護士ですが、なるためには果てしない努力が必要なんです。

税理士の需要について

[2014-03-17 03:03]

士業の中でも難関と言われる税理士資格は、5科目の科目合格が必要とされるため、資格取得まで時間がかかることで知られています。でも、税理士自体、実は人数が飽和状態にあるのではないかと言われています。特に地方でそういった指摘があるのは事実です。

税理士にも得意分野とそうでない分野があり、オールマイティな人というのはあまり見かけません。あまり知られていないようなのですが、税務署などに勤務していた人が何らかの条件を満たせば税理士資格を得られるため、彼らが公務員を辞めたあとに再就職先として会計事務所などへと天下りをしているケースが散見されています。また人によっては、自ら士業として会計事務所を起こして税理士業務を行うケースもあり、顧客を既存の事務所と取り合う地域もあるようです。

士業自体、特に地方にあってはそれほど需要が無い場合も多く、これから人口が減り、さらに企業が減ると予想される中で、どれだけ将来があるか、地方においてはこの問題は深刻になりつつあるようです。

公認会計士の需要について

[2014-03-10 15:55]

公認会計士の需要については士業の人気の中では普通くらいではないでしょうか、公認会計士を目指すにはいくつもの会計の資格を取得しなければならず公認会計士になるまでにかなりの時間がかかります。いくら成績優秀の方でもすんなりと合格するような資格でもないのでかなりの努力が必要な士業です。

一度公認会計士になれれば一生食べる事に事欠かない様な収入を得ることが出来ます。個人で事務所をもたれている方は自分の家で事務所を開けてしまうのでとても良い商売だと思います。しかし現在はなかなか試験の難しさも手伝ってかなり手が不足しているように感じます。士業の中でもかなりレベルの高い資格試験の公認会計士はなかなか狭き門なのかもしれません。

私の知り合いにも会計士事務所を開設している方が居ますが、独自に勉強をして資格を取得されたので勉強に10年間ほど時間を費やしたと聞いています。それだけ難しい資格ですが取得するとその先はすばらしい事が待っているでしょう。

医師の需要について

[2014-03-03 19:12]

資格を取って専門的な仕事をする職業を「士業」と言います。弁護士や税理士など、士の字が付くものが多いことが由来です。医療関係の資格は、医師、看護師、薬剤師など、師の字が違いますが、資格を取って専門的な仕事をしているので、士業の一つと言えるでしょう。それら士業の中でも医師についてですが、昔から需要が高いです。

人は生きている限り病気になりますし、医療の世話にならない人はいません。そして医療の中心となるのが医師です。特に近年の医学の発達により、かつて不治の病と言われていた病気が治せるようになったり、病気と付き合いながら長く生きることができるようになったりして、その分、医師の助けを受けながら長く生きる人が増えました。そのような人たちを支えるために、医師の需要はますます高くなっています。

産婦人科や小児科など、医師不足が心配されている分野も多くありますし、農村や離島など、医師が一人もいない地域もあり、まだ医師は求められています。そのような意味でも、医師の需要は今後も高い状態が続くでしょう。